428

 去年の暮れから全然出来ていなかった428を、時間に余裕のあったこの一週間で一気に読み進めました。
平日はあまりゲームする気になれない。それでゲームをする間隔が開き、あらすじを忘れてしまうため、また前回やった所からやり直す。こんな事を繰り返していたので”街”は読み終わるのに半年以上かかりました。
しかし今回の428は何故かすらすらと読め、昨日エンディングまで辿り着きました。
街はそれぞれの主人公に独立した物語があり、周りの主人公と関わりつつも、結局は自分一人の物語でした。
それに対し428では、主人公がそれぞれの物語を持ちつつも、全員で一つの物語を作り上げている。おそらく読みやすかったのはそのせい。後半になるにつれゲームが止められなかったです。イライラするけどワクワクする。そんな感じでした。


今は2年前に”街”を読み終わった時と同じ感覚です。
余韻に浸っているというか、ゲームの世界から抜け出せず日常生活に力が入らない。

一通りやり終えましたが、まだまだBADエンディングと隠し要素が満載らしい。

明日はゲーム出来ないので、今からちょっと進める。
また感想書きます。




ということで感想云々。


 Wiiみんなのおすすめセレクションというのが最近公開されました。よく分かりませんが、ゲームをプレイした人のみが、そのゲームを100点満点で評価できるというシステムらしい。
で、428にはプラチナランクが付いています。つまりプレイした人は、ほぼ満点に近い評価をしたということみたい。
個人的には妥当な結果だと思います。でも読書が苦手な人に面白い本を紹介しても無意味なのと同様に、サウンドノベルはやはり取っ付きにくいジャンルではあります。
私は本を読むのは好きですが、文字を読むのは苦手です。まず読解力が弱い。そんな私でも428は今までプレイしたサウンドノベルの中では読みやすかった。そしてハマりました。


簡単に言ってどこが面白いのか。
やれば分かります(笑)


まず428は実写サウンドノベルです。実写ということで情景が理解しやすく入り込みやすい。
実写と言っても動画ではなく静止画。今回は単なる静止画ではなく、リアルに芝居をする役者を連写した中から厳選された写真*1。そのおかげで登場人物の感情がよりよく伝わる。しかし静止画、無音声のため、人物の行動には読み手の想像力が加わる。
後はBGMと効果音による盛り上がり。そしてなんと言っても登場人物の巧妙な絡み合い。
とにかく小説や映画よりも、のめりこめる。そこが面白い。

*1:撮った累計は12万枚だとか。